イベントの概要とにぎわい
先日ご紹介した「LIFE CYCLE MARKET(ライフサイクルマーケット)」が、2025年9月6日・7日、広島市西区アルパークにて開催されました!👏
このイベントは 児玉ゴム商会が主催し、無印良品の会場協力のもと行われたアップサイクルイベントです。
廃材を活用した商品やワークショップを通じて「循環型の暮らし」を体感いただくと同時に、被爆地・広島の歴史を振り返りながら、平和について考える場でもありました。

会場には子どもから大人まで幅広い世代が訪れ、商品を手に取ったり体験ブースに参加したりと、にぎやかな雰囲気に包まれました。初めて「アップサイクル」という言葉に触れる方も多く、生活の中で廃材の可能性を知るきっかけになったようです。
日本アップサイクル協会も後援としてイベントに関わらせていただき、こうした取り組みを広く知っていただく一助となれたことをうれしく思います。
- 開催日時:
- 2025年9月6日(土)、7日(日)10~16時
- 開催場所:
- 〒733-0834 広島県広島市西区井口明神1丁目16-1
アルパーク西棟2F 無印良品 広島アルパーク OpenMUJI
- 〒733-0834 広島県広島市西区井口明神1丁目16-1

展示と体験のようす

被爆当時に工夫された生活の再利用事例を、アップサイクルの視点から紹介する展示パネルが設置されました。限られた資源を無駄なく活かした人々の知恵は、戦後の厳しい暮らしを支えるだけでなく、「平和な日常をどう守るか」という問いかけにもつながります。
多彩なアップサイクル商品

会場には、廃材から生まれた多彩なアップサイクル商品が並びました。
特に注目を集めていたのが、地元バレーボールチーム「広島サンダース」とのコラボレーション商品。試合で使われなくなったバレーボールをアップサイクルし、限定ポーチとして販売され、多くの来場者が手に取っていました。
そのほかにも、紙・布・ゴムなど、企業ごとに特色を生かした製品が多数登場。単なるリサイクルではなく「新しい価値を生み出す」アップサイクルの面白さを、実際に見て・触れて・購入できるのが大きな魅力でした。






ワークショップ・ライブ


展示だけでなく、親子で参加できるワークショップやライブペイントも開催されました。
子どもたちは夢中で手を動かし、保護者も一緒に楽しみながら「廃材が生まれ変わる瞬間」を体験。遊びのようでありながら、自然と環境への気づきが得られる時間になりました。
こうした体験型のコンテンツは、アップサイクルを知識として理解するだけでなく、実感として心に残る大切な機会になっています。
遊びながら廃材の新しい使い道を見つける時間は、子どもから大人までが一緒に未来を考えるきっかけとなりました。平和な社会の中でこそ、自由な発想やものづくりの楽しさが広がることも実感できました。
来場者の声
来場者からは、こんな声が聞くことができました。
- 「一度役目を終えたものでも、工夫次第でまだまだ生きるんだと気づかされました」
- 「思いもよらないアイデアに出会えて、驚きました。楽しかったです」
アップサイクルを「環境のために特別なことをする」ではなく、日常の延長で自然に楽しめる取り組みとして受け止めていた方が多い印象でした。
おわりに

今回のLIFE CYCLE MARKETは、児玉ゴム商会を中心とした取り組みによって実現し、廃材が「困りごと」ではなく「新しい価値の源」になることを、来場者の皆さんと一緒に体感できるイベントとなりました。
日本アップサイクル協会は後援という立場で関わらせていただきましたが、同じ想いを持つ仲間とこうしてつながれたことが、本当にうれしいです。
そしてもうひとつ大切な意義は、広島という場所から「平和の大切さ」を改めて考える時間を共有できたことです。アップサイクルの実践とともに、持続可能な社会や平和への願いを次世代につなぐ取り組みとなりました。
日本アップサイクル協会は、これからも企業や地域と共に循環型社会をつくる活動を続けてまいります。
今後のイベント情報やアップサイクル商品についても随時発信していきます。
「もったいない」が「新しい価値」に変わる瞬間を、ぜひこれからも一緒に楽しんでいきましょう。
さいごに、
👏 LIFE CYCLE MARKET をつくり上げたアップサイクラー企業の皆さん 👏







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